「繊細さん」の本を読んだ感想

感想

繊細さんとは?

タイトルである「繊細さん」とは、感じる力が強いという特徴があり、そうでない人と比較して、環境や対人関係におけるストレスを感じやすい人のこと。

例えば、「他人がイライラしていると気にしてしまい、自分がそうしてしまっているのではないかと考えてしまう」「他人の気分に左右されやすい」「他人に迷惑をかけてしまうのが怖くて、頼み事ができない」「とにかく何にでも気がついてしまう」「良心的で、優しそうと言われる」「他人の何気ない冗談で傷つく」「他人に見られていると思うと緊張して動けなくなる」

このような人は繊細さん、HSP(Highly Sensitive Person)の可能性が高い。

ここで安心してほしいのが、HSPは病気ではなく、特性だということ。気にしやすいといった傾向であり、背が高い人や足が速い人などの特徴と同じことである。

「繊細さん」は、実際に自身が繊細さんであるカウンセラーが、繊細な人の為に、有効だったノウハウを詰め込んだ実用書である。

この本との出会いと発見

私は昔に、うつ病と診断され会社を退職した過去がある。

自分がやめると、周りの先輩に迷惑がかかるからやめられないと本気で思っていた。

たくさんの先輩に「考えすぎだよ、そんなに気にしないように」という言葉をかけてもらった。

この言葉は、本当にたくさんの人にかけられたが、考えすぎないようにすることは無理だった。

退職してから引きこもって外に出られなくなって、このままじゃダメだと焦ってしまい、さらにネガティブな気持ちの日が多く続いた。

そんな自分が嫌で嫌で、自分を変えたいという思う気持ちが強くなっていった。

でも自分を変えるということは大変難しく、出来ないことで自信を無くして、さらに落ち込むという、負のスパイラルに陥っていた。

そんな時にこの本と出会った。

痛みやストレスに耐えられるように自分を変えるべきという考え方ではなく、繊細さを活かして楽に生きるという考え方は、自分からしてみれば逆転の発想で、まさに目からうろこだった。

自分がストレスを感じる環境なら、我慢せずに、ストレスを感じない環境に変えたら楽でいい。

自分を変えずに環境を変えたらいい。

今思うと当たり前の様に思うけど、自分がだめだから変わらなくてはいけないという思い込みから、自分では気付かなかった。

その事に気付かされたことが、自分にとって一番の発見だった。

本の中から自分が意識してできそうなポイント

「とりあえずの精神」

「素の自分を出す」

「ちょっとしたお願いをしてみる」

「とりあえずの精神」とは、いろんなことを考えすぎてしまい、物事を進めることができなくなった時に、とりあえずで進めてみること。考え続けて疲れてしまうことも減り、気が楽にもなる。動けず進めない時の合言葉は「とりあえず」

「素の自分を出す」とは、殻をかぶって人に接していると、殻をかぶっている自分に合う人が集まってしまう。だから逆に、素の自分をだして、それでも合うと集まった人と接する方が楽になる。

「ちょっとしたお願いをしてみる」とは、相手に迷惑だからなどの、相手の事を考えて頼むことができない人には特に大事なことで、周りに頼ることができれば相当楽になるということ。頼み事をできる人がいるといないでは、かなり気楽さが変わるので、頼み事ができるようにちょっとしたお願いをする練習が大事。

まとめ

一番の発見は社会のストレスに耐えられるために、自分がだめだから変わらないといけないと、思い込んでいることに気付かされたこと。

自分を変えるという行動が、自分自身を否定しているようで、逆に自信をなくし負のスパイラルに陥るので、そうではなく、ありのままに自分を受け入れ、繊細さを活かして楽に生きるという考え方は、まさに目からうろこだった。

その他にも、繊細さんが共感できるたくさんのエピソードとその状況の具体的な対処法について書かれてあり、考えさせられる本でした。

気になった方はぜひ読んで見てください。

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